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【プロトタイプドム】ホバークラフトで高い機動性を実現 YMS-09を解説!

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2019.05.23

プロトタイプドム

グフから進化したドムの前身

地球に侵攻したジオン公国軍は、地上でのモビルスーツの機動性の問題に直面し、対策としてザクのJ型改修やグフの開発などが行われた。

さらに地上での戦闘を有利に進めるため、モビルスーツに飛行能力を持たせようとグフ飛行型を開発するも、結局はドダイに載せて運用する形で落ち着いている。

その一方で”ホバー推進機能”による機動力確保を目指した開発計画も進められており、グフ試作実験機(MS-07C-5)がテスト機に使われている。

グフ試作実験機は、後にドム(MS-09)開発へと繋がることになるが、そのドムの前身に当たるのが”プロトタイプドム”である。

プロトタイプドムは「熱核ジェットとロケット複合推力方式」にホバークラフトを応用した機体である。(開発当初の計画では推進機構は純粋なホバークラフト方式であった)

ジオン本国で試作機が開発され、その後地球のキャリフォルニア・ベースでテストが行われた。写真公開や報道、完成記念式典など、ジオン本国はこの機体開発に相当力を入れていたようである。

プラモデル情報

プロトタイプドムのプラモデルは1983年(昭和58年)4月にMSVシリーズの第一弾として発売されている。1/144スケールで価格は600円。

パッケージのイラストは石橋謙一氏。完成記念式典での様子を描いており、キャリフォルニア・ベースの第5試験場で360mmバズーカの試射を行っている場面。パイロットはフレデリック・クラムベリー大佐。

機体スペック

  • 名称:プロトタイプドム
  • 型式:YMS-09
  • 頭頂高:18.6m
  • 本体重量:60.8t
  • 装甲材質:超硬スチール合金

武装

  • ヒート・サーベル
  • ジャイアント・バズ

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