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『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ガンダムZZ』を視聴した人なら、ティターンズのパイロットであるヤザン・ゲーブルの存在は印象に残っているだろう。
だが『ZZ』において彼は途中から突然姿を消し、そのまま物語からフェードアウトしてしまった。この不自然な展開に視聴者の間では「なぜヤザンが出なくなったのか」と疑問が広がったのだ。
本記事ではヤザンが途中退場した背景や制作側の事情、その後のヤザンの扱いや公式設定までをわかりやすく解説する。
ヤザンのファンや作品の裏側に興味がある人にとって、有益な情報を提供する内容となっている。
✅チェックポイント!
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途中退場の謎「ヤザンが出なくなった理由」を声優の大塚芳忠氏が語る
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なぜヤザンは途中から出なくなったのか?
ヤザン・ゲーブルが不自然に途中退場した背景には、制作上の事情が大きく関わっているとされている。
『ガンダムZZ』は、当初『Zガンダム』のダークでシリアスなトーンを受け継ぎつつ、ティターンズの残党などの脅威も描く予定であった。ヤザンもその一環で序盤から登場している。
しかし、スポンサーの意向やターゲット層の変更により『ZZ』は序盤から中盤にかけてコミカルな路線にシフトチェンジしたのだ。(Zガンダムは内容が難しくテーマが重過ぎたため)
その結果、ヤザンのようなシリアスかつ凶悪なキャラクターは物語のトーンにそぐわなくなったため、フェードアウトする形になったと考えられている。
ヤザンはその後どうなったのか?
アニメ本編では「ジュドーたちに敗れてから消息不明」という形で、はっきりとした描写はないまま最終回を迎えている。
しかし、後年の公式・準公式の資料や小説などで以下のような説が語られている。
戦場から逃亡し、民間人として生き延びた
ヤザンは戦いから撤退し、どこかで生き延びたとする説だ。彼はゲリラ的に行動するサバイバル能力も高いため、戦後も生存している可能性が高いとされている。
戦後も傭兵などで活動
一部の外伝やゲーム作品では、戦後も傭兵や海賊のような形で生き残っている姿が描かれることがある。
公式には「生死不明」
公式設定としては明確な「死亡」は描かれておらず、未だ「生死不明」の扱いとなっている。
声優:大塚芳忠氏の裏話
ヤザン役の声優を務めた「大塚芳忠」氏はヤザンが途中で出なくなった理由についてインタビューなどで、
「(作品の)空気が変わったからかもね」
と語る場面があった。
彼は人気キャラでもあったので、ファンの間では「その後もどこかで元気に悪さをしているのでは」と想像されることが多い。
また、かなり”クセ”の強いキャラなので途中退場はちょっと寂しい部分もある…。ちなみに、ゲーム作品などでは意外と出番多めなのも面白い。
まとめ:ヤザンが途中から出なくなった理由
以下に記事のポイントをまとめる。
- ヤザンは『Zガンダム』からの続投キャラクター
- 『ZZ』序盤ではティターンズ残党として登場する
- 作品のトーンが序盤から中盤でコミカル路線に変更された
- シリアスで凶悪な性格が物語の空気に合わなくなった
- 制作側の意図で物語からフェードアウトしたと考えられる
- 視聴者からは「行方不明」と認識されている
- 戦場から撤退し、生存の可能性が示唆されている
- 外伝やゲームで傭兵や海賊として登場することがある
- 公式設定では「生死不明」とされている
- 声優の大塚芳忠氏は「空気が変わった」とコメントした
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