グフ飛行試験型
飛行能力獲得を模索した試作機
MS-07Hの型式を持つ「グフ飛行試験型」は、陸上におけるMSの移動能力改善のため航空機のように”飛行できる機体”を開発するために作られた試作機である。
開発が行われたのはサイド3で「YMS-07Aから3機、YMS-07Bから1機」の合計4機が用意され、H型に改修されている。
MSを飛行させるために採用された案は、ロケットバーニアの強化や熱核エンジンの脚部集中化などの手法である。その他にもホバーボードを用いるなど多数考案された。
H型に改修された4機の試作機は、サイド3から地球の「アリゾナ・フラットネイル基地」へと運ばれテストが繰り返された。
合計6名が8週間かけてトータル38回のテストを連日行ったが期待できる成果は得られず、トラブルも多発する結果となった。
結局は「推進機の能力・燃料搭載量」などの問題で、飛行能力は獲得できず”ジャンプ移動”が限界であったため、最終的に”ドダイYS”に載せて運用させる結論に至る。
その後も小規模ながらテストは継続されており、試作4号機ではエンジンの換装や肩部可動翼を装着するなどして性能向上には成功している。
なお、テスト中に空中爆発を起こし、テストパイロットの”フランク・ベルナール少尉”が犠牲となる事故も起きている。
プラモデル初登場
グフ飛行試験型は、1983年(昭和58年)7月にMSVシリーズから「MS-07H グフ飛行試験型」の名称で発売されている。1/144スケールで価格は500円。
機体スペック
|
武装
|
今のあなたにオススメの記事
この記事が気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。