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【ザクの系譜】数々のバリエーションが開発されたザク。その種類と進化の歴史を紹介

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目次

ザクは宇宙世紀を舞台にした『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するジオン公国軍の象徴的なモビルスーツだ。

そのデビュー以来、多岐にわたるバリエーションが開発され、さまざまな戦場でその姿を見せてきた。

この記事では『一年戦争からラプラス戦争』にかけての時代ごとの主要なザクを、その特徴と共に紹介している。

初期のMS-05ザクⅠから、高性能化を遂げたザクⅡの各バリエーション、さらには後継機にあたるモデルまで、ザクの進化の軌跡をたどりながら、それぞれのモデルが持つ独自性や歴史的背景を探っていくぞ。

ザクファンはもちろん『ガンダム』シリーズの深い歴史に触れたい全ての方々に、この記事が有益な情報源となるだろう。

■ポイント

  1. ザクの基本型から特殊仕様までの各種類とその特徴
  2. 各ザクモデルが一年戦争からラプラス戦争にかけてどのように進化していったか
  3. ザクに関連する特定の戦争や紛争での役割と活躍
  4. 主要なザクモデルのパイロットや使用された戦線に関する情報

ザクの系譜|種類と進化の歴史

ジオン公国軍の主力モビルスーツとして一年戦争で活躍した「ザク」には様々な種類が登場し、一年戦争後にも後継機が続々と開発され進化していった。

ここでは、そんなザクの進化の歴史を時代別に分けて追っていく。

  • 一年戦争時 UC.0079
  • デラーズ紛争時 UC.0083
  • グリプス戦役時 UC.0087
  • 第一次ネオ・ジオン戦争時 UC.0088
  • 第二次ネオ・ジオン戦争時 UC.0093
  • ラプラス戦争時 UC.0096

一年戦争時 UC.0079

一年戦争時は最も多くの種類のザクが登場した時期である。

ザクⅡF型をベースとして、局地戦用などの様々なバリエーションの機体が開発されている。

MS-05 ザクⅠ

”旧ザク”の愛称で呼ばれる機体であり、史上初の実戦用モビルスーツとして登場したザク。

性能面において難があり、後に「ザクⅡ」が開発されると、主に「後方任務用」として扱われるようになった。

MS-06 ザクⅡ

”ザク”と言ったら多くの人がイメージするであろう代表的で認知度が最も高いザクが、このMS-06ザクⅡである。

F型、C型などバリエーションも多い。

一年戦争ではジオンの主力量産型モビルスーツとして活躍した。

MS-06M 水中用ザク

MS-06ザクⅡを水中用に対応させたモデルである。

水中用ではあるが、実は水中での運動性はあまり良くない

実戦用としてではなく、主に水陸両用のモビルスーツデータ収集用として使用された。

MS-06J ザクⅡ

MS-06J型は、地球上での使用に特化させたタイプのザクである。

主にアジア戦線などで活躍した。

MS-06S シャア専用ザクⅡ

”F型”をベースとして、エースパイロットであるシャア・アズナブル専用機とした改修したザクⅡである。

シャアのパーソナルカラーである赤色に塗られている。

また、性能面でも通常機より「20~30%」向上している。

MS-06RD-4 高機動型ザク

MS-06RD-4の型式を持つ「高機動型ザク」である。

このザクは実戦用に開発された機体ではなく、宇宙空間用ドム『リック・ドム』開発のためのデータ収集用として使用された機体である。

MS-06RP 高機動型ザク・プロトタイプ

この機体は、後に開発される”高機動型ザク”の試作機であり、主に宇宙空間での使用に特化している機体である。

MS-06R-1A 高機動型ザク R-1Aタイプ

宇宙仕様のR-1型の改修機であり、パーツが高品質化されている。

黒い三連星やシン・マツナガ、アナベル・ガトーなど、その他多くのエースパイロット専用機がある。

MS-06R-2 高機動型ザク R-2タイプ

”R”シリーズの中で最も高性能な機体がこのR-2型である。

ビーム兵器の装備も検討されていたと言われるが、実現はしなかった。

「キシリア・ザビ少将」配下のエースパイロットで構成された部隊『キマイラ隊』に多く配備された。

ジョニー・ライデンなど、専用機が多くある。

MS-06FZ ザク改Ⅱ

一年戦争において、ザクⅡ型の”最終生産型”となった機体である。

通常のF型よりも推力が倍近くあり、ゲルググと部品の共通化が図られている。

「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」で、バーナード・ワイズマンが搭乗していた機体がこれだ。

デラーズ紛争時 UC.0083

一年戦争で敗戦した旧ジオン公国軍残党は各地に潜伏し、MSの維持に努めていたため新型機の開発などはされていない。

MS-06F-2 ザクⅡ F2型

「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」に登場するMS-06F-2。

この機体はザクⅡF型の後期生産型である。

統合整備計画により、コクピットやマニピュレーターはFZ型と同じ仕様となっている。

一年戦争敗戦後、ザクは連邦軍に下り、ベージュ系でカラーリングされた地球連邦軍仕様がある。

グリプス戦役時 UC.0087

先程も触れたが、ザクは一年戦争後に地球連合軍に下っている。

そのため、グリプス戦役時(機動戦士Zガンダム)にザクの開発を行っていたのは、ジオンではなく地球連邦軍である。

RMS-106 ハイザック

一年戦争後、地球連邦軍の主力モビルスーツとして、初めて新規設計された機体がこのRMS-106ハイザックである。

カラーや見た目は完全にジオンのザクであるが、中身はザクとジムを混ぜ合わせたような機体となっている。

RMS-106CS ハイザック・カスタム

RMS-106ハイザックの性能をさらに向上させ、「狙撃仕様」にした機体がRMS-106CSハイザック・カスタムである。

主な特徴としては、ビーム兵器を複数同時使用可能となっている。

第一次ネオ・ジオン戦争時 UC.0088

この時期は、地球連邦軍の”ハイザック”に触発された形で、ネオ・ジオン(アクシズ)からザク系のモビルスーツが新規開発されている。

AMX-011 ザクⅢ

ネオ・ジオン(アクシズ)が新規開発したザクⅡの後継機。AMX-011ザクⅢである。

バックパック・スカートの換装が可能となっており、拡張性に優れた機体ではあったが生産された数はごく僅かで終わった。

AMX-011S ザクⅢ改

名称の通り、AMX-011ザクⅢを改修し、”強化人間仕様”にした機体である。

主にバイオセンサーを搭載するなどして、機体の高性能化を図り強化人間に対応させている。

第二次ネオ・ジオン戦争時 UC.0093

第二次ネオ・ジオン抗争、所謂”シャアの反乱”と呼ばれるこの時期にも、主力として”シンプル化”されたザク系のモビルスーツが新規開発されている。

AMS-119 ギラ・ドーガ

AMS-119ギラ・ドーガは汎用性に優れており、性能面でもバランスのとれた機体である。

「第一次ネオ・ジオン戦争時」に開発されていた。

AMS-119 レズン専用ギラ・ドーガ

ネオ・ジオンのエースパイロットで、MS隊長でもある「レズン・シュナイダー少尉」専用としてカラーリングを青に変更し、ツノ(アンテナ)を付けたタイプのギラ・ドーガである。

なお、ビーム・マシンガンの形状が異なっていること以外は、通常機と性能面での変わりはない

RMS-106H ホビー・ハイザック

RMS-106Hホビー・ハイザックは、グリプス戦役時のハイザックを民間に払い下げたスポーツ機である。

武装等はしていないが、性能面においてはベースのハイザックと同じである。

劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」では、ギュネイ・ガスが搭乗しているシーンがある。

ラプラス戦争時 UC.0096

この時期は「アナハイム・エレクトロニクス社」が開発を担当し、第二次ネオ・ジオン戦争時と同じくシンプルな構造を引き継いでいる。

AMS-129 ギラ・ズール

AMS-129ギラ・ズールは、”シャアの反乱”時に活躍したAMS-119ギラ・ドーガの後継機である。

ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の主力モビルスーツであり、アナハイム・エレクトロニクス社が開発した。

AMS-129M ゼー・ズール

AMS-129Mゼー・ズールは、AMS-129ギラ・ズールを”水中用”に特化させた機体である。

陸上でも運用が可能な「水陸両用」となっており、陸上での能力も高い。

YAMS-132 ローゼン・ズール

YAMS-132ローゼン・ズールは、ネオ・ジオン残党軍”袖付き”の親衛隊隊長である「アンジェロ・ザウパー大尉」専用機だ。

ギラ・ズールをベースにして、サイコフレームや準サイコミュ兵器である『インコム』などを搭載した機体である。

まとめ:ザクの系譜『一年戦争からラプラス戦争』までの進化の歴史

ポイントをまとめる

  • ザクは一年戦争でジオン公国軍の主力モビルスーツとして活躍
  • 最初の実戦用モビルスーツはMS-05ザクⅠ、通称「旧ザク」
  • MS-06ザクⅡは一年戦争の象徴的存在で、多くのバリエーションが存在
  • MS-06Mは水中用ザクで、主にデータ収集用に使用
  • MS-06Jは地球上での戦闘に特化したモデル
  • MS-06Sはシャア・アズナブル専用の高性能ザクⅡ
  • MS-06FZザク改Ⅱは一年戦争の最終生産型であり、推力と共通化が特徴
  • デラーズ紛争時にはMS-06F-2ザクⅡF2型が登場
  • グリプス戦役では地球連邦軍がザク系MS、RMS-106ハイザックを開発
  • 第一次ネオ・ジオン戦争ではAMX-011ザクⅢがネオ・ジオンにより開発
  • 第二次ネオ・ジオン戦争時にはAMS-119ギラ・ドーガが登場
  • ラプラス戦争時にはAMS-129ギラ・ズールがネオ・ジオン残党軍の主力となる

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