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【グフの系譜】グフの種類・進化・後継機モデルまでを完全ガイド!

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2023.09.29

目次

グフの系譜: 種類・進化から後継機モデルまでを完全解説

グフという名前を聞いたことがあるだろうか?

ここではジオン軍の代表的なモビルスーツである「ザク」の後継機として名高い「グフ」の魅力を、その系譜とともに深掘りしていく。

全種類のグフから、その進化の過程、そして後継機モデルまで、グフの世界を『完全ガイド』としてお届けするぞ!

MS-07B グフ

MS-07B グフは、先行量産型のYMS-07Bに搭乗していたランバ・ラルの機体を基に、本格的な量産を目指して開発されたモビルスーツである。この機体は、ヒート・ロッドやフィンガーバルカンといった独特な武装を持っており、これらの武装は量産後もそのまま継承されている。

しかし、その特異な設計と機能から、MS-07B グフは非常に扱いにくい機体として知られている。そのため、この機体を適切に操作することができるのは、一部のエースパイロットだけだったとされる。その独特な性能と特性から、汎用性には欠けるものの熟練したパイロットの手にかかれば非常に高い戦闘能力を発揮することができると言われている。

この機体の特徴的な武装である「ヒート・ロッド」は、敵のモビルスーツや艦船を破壊するための武器として使用される。また、フィンガーバルカンは小型の目標や接近戦での戦闘に適している。これらの武装の組み合わせにより、MS-07B グフは多様な戦場での戦闘に対応することができるのだ。

しかし、その高い性能と特異な設計のため、MS-07B グフを扱うには高度な技術と経験が求められた。そのため、この機体を操るパイロットは、一般的なモビルスーツのパイロットとは一線を画す存在として、多くの人々から尊敬されることとなった。

MS-07A グフ

ジオン軍のモビルスーツ(MS)の中で、グフはその独特な武装により一際目立つ存在であった。この特異な装備は、一般の兵士にとっては扱いが難しく、その高度な技術が求められるため、全ての兵士が乗りこなすことができるわけではなかった。

この問題を解決するため、ジオン軍は一部の先行量産型である07A型において、特徴的なフィンガーバルカンを取り除き、より一般的なマニピュレータを装備することとなった。この変更により、ザクマシンガンのような伝統的な武器の使用が容易になり、多くの兵士にとって扱いやすいMSとしての側面も持つようになった。

この07A型は、アニメ「機動戦士 ガンダム」の第22話において、ドダイYSを使用してホワイトベース隊に対する攻撃を行ったシーンで登場しており、その実力を見せつけた。

MS-07B-3 グフ・カスタム

MS-07B-3 グフ・カスタムは、グフシリーズの中でも特に完成度の高いモデルとして知られている。これは、過去のグフのモデルに存在した運用上の問題点や、固定武装の制約、汎用性の不足などを克服した結果である。B型を基盤として、多くの改良が施されている。

特筆すべきは、ヒートロッドの進化である。従来のムチのような形状は、使用時に自機にダメージを与えるリスクがあったが、これを解消するために小型化された。そして、新たに電磁ショックを与える機能が追加され、ワイヤー型のデザインとなった。このワイヤーの先端には、敵機を確実に捕捉するためのマグネット式のアンカーが採用されている。

また、左腕部分の変更も大きな特徴である。以前のフィンガーバルカンは取り除かれ、代わりにマニピュレーターが装備され、3連装の35㎜ガトリング砲が追加された。さらに、シールド部分にも75㎜ガトリング砲が搭載されており、これにより格闘戦だけでなく、射撃戦にも対応できるようになった。これらの改良により、グフ・カスタムは真のオールラウンダーとしての能力を手に入れたのである。

MS-07H-8 グフ・フライトタイプ

MS-07H-8 グフ・フライトタイプは、その名の通り飛行能力を持つ特別なグフのバリエーションである。この機体は、ドダイYSとの連携運用の様子からも、飛行を主要な機能として設計されていたことが伺える。実は、このグフ・フライトタイプの開発は初期段階から飛行を重視して進められていた。そして、8番目の試作機として、ついに実戦での運用が可能となった。

この機体の最大の特徴は、脚部に装備された4基の熱核ジェットエンジンである。これにより、驚異的なスラスター総推力10万8400kgを実現している。これは、飛行能力を持つとされるガンダムの55,500kgを大きく上回る数値である。また、大型の吸気口も特徴的で、これによりエンジンへの空気供給が確保されている。

武装に関しても、グフ・フライトタイプは進化を遂げている。初期の試作型ではフィンガーバルカンが主要な武装であったが、飛行能力の向上に伴い、より重厚なガトリング・シールドが新たに装備された。このガトリング・シールドは、高い火力と防御力を兼ね備えており、空中戦での優位性をさらに強化している。

総じて、MS-07H-8 グフ・フライトタイプは、従来のグフのコンセプトを継承しつつ、飛行という新たな要素を取り入れた進化版と言えるでしょう。その高い飛行能力と強力な武装は、戦場での圧倒的な優位性を保証するものとなっている。

MS-07H グフ飛行型

ジオン軍が地球に進行する中、彼らが直面した課題の一つは、地上でのモビルスーツの運用範囲の制約であった。この制約は、モビルスーツの移動可能距離が限られていたことに起因しており、ジオン軍はこの問題を解決するため、ドダイYSとグフの組み合わせを試みている。この取り組みは一定の成功を収め、次のステップとしてモビルスーツ自体の飛行能力の獲得を目指すこととなる。

その結果、MS-07H グフ飛行型の開発が始まり、この新型モビルスーツはスラスターの性能を向上させ、さらに脚部に熱核ロケットエンジンを追加することで飛行能力を獲得しようと試みが試された。しかし、これらの改良にも関わらず、期待された飛行能力はほとんど実現されなかったのだ。これは、モビルスーツの重量や設計上の制約など、多くの要因が影響していたと考えられる。

このように、ジオン軍はモビルスーツの飛行能力の獲得を目指してさまざまな取り組みを行ったが、技術的な課題や制約に直面し、容易にはその目標を達成することができなかったのだ。しかし、これらの試みは後のモビルスーツ開発において、多くの教訓や知見をもたらすこととなる。

MS-07H-4 グフ飛行型

YMS-07Bを基盤として開発された、MS-07H-4 グフ飛行型は、モビルスーツ単独での飛行能力を持つことを目指した4つ目の試作モデルである。このモデルは、特に脚部に搭載された先進的な熱核ロケットエンジンと、腰部に取り付けられた75度のベントラルフィンによって、飛行性能を向上させることを目的としている。

さらに、空気の流れを考慮してデザインされた両肩のスパイクアーマーは、空気抵抗を最小限に抑えるための特別な形状になっている。これにより、高速飛行時の安定性や機動性が向上している。

しかし、その高性能さゆえに、機体の構造は非常に複雑であった。その結果、エンジンに関連するトラブルが頻発し、稼働率の低下やメンテナンスの困難さが指摘されていた。このような問題点が、実戦配備への障壁となったとも言われている。

YMS-07A プロトタイプグフ

YMS-07A プロトタイプグフは、グフシリーズの初期段階における試作機として開発されたモデルである。この機体は、完成版のグフとは多くの点で異なる特徴を持っている。具体的には、コクピットカバーのデザインやランドセル、さらには頭部の形状など、多くの部分がまだ最終的な形には至っていないことが確認できる。これらの特徴から、この機体がどのような検証やテストの段階を経ていたのか、その開発の背景を垣間見ることができる。

また、グフシリーズの中でも特筆すべき特徴として、フィンガー・バルカンやヒート・ロッドが挙げられるが、YMS-07A プロトタイプグフにはこれらの装備がまだ取り付けられていない。これは、開発の初期段階ではこれらの武装の機能や性能をテストする前の段階であったことを示している。

さらに、YMS-07A プロトタイプグフに関しては、いくつかの資料や情報源によっては、この機体を単に「YMS-07A」として記述することもあるようだ。このような呼称の違いは、ランバ・ラルが搭乗した後の試作型、すなわちB型との違いを明確にするためのものと考えられる。B型との差別化を図ることで、各機体の特性や開発の経緯を正確に理解することが可能となる。

総じて、YMS-07A プロトタイプグフは、グフシリーズの歴史や開発の過程を知る上で非常に重要な機体と言えるであろう。その特徴や背景を理解することで、グフシリーズの魅力や深みをより深く感じることができる。

MS-07C-3 グフ重装型

MS-07C-3 グフ重装型は、グフシリーズの中で特異な存在として知られているモデルだ。このモデルは、グフの主要な特徴である格闘戦能力を犠牲にして、その代わりに両腕部分をフィンガーバルカンという武装に変更されている。この変更により、重量は07Bの58.5tから64.2tへと大きく増加。この結果、グフが誇っていた高い機動性が大きく低下してしまうこととなった。

さらに、頭部には新たなセンサーが追加されており、これは射撃の精度を向上させることを目的としている。しかし、武装としての機能は、フィンガーバルカンのみとなっており、これは実戦での牽制程度の効果しか期待できないとされている。このような特性から、実戦での役割や効果が疑問視されることも多いモデルとなっているのだ。

そのため、MS-07C-3 グフ重装型は、戦場での役割や目的を見失ったかのような設計思想が感じられるモデルだが、その独特な特性から、多くの議論や評価が交わされていることも事実である。

MS-07C-5 グフ試作実験機

MS-07C-5 グフ試作実験機も、グフシリーズの中で特異な存在として知られている。この機体は、YMS09プロトタイプ・ドムの実験とテストのために設計されたものだ。興味深いことに、ドムはツィマット社によって開発されたのに対し、グフはジオニック社が手がけている。これら二つの異なるメーカーが後にゲルググの開発で手を組むこととなる背景には、このグフ試作実験機の存在が大きく関与していると言われている。

このグフ試作実験機のデザインには、後のドムシリーズに引き継がれる要素が多く含まれており、特に目を引くのは、独特な十字のモノアイレールだ。このデザインは、機体の視認性や機能性を高めるためのものと考えられている。また、背面や脚部に配置されたスラスターの形状も、後のドムシリーズにそのまま採用されている。これらのデザイン要素は、グフとドムの関連性を強く示しており、二つの機体が密接に関連して開発されていたことが伺える。

総じて、MS-07C-5 グフ試作実験機は、ジオニック社とツィマット社の技術の融合を象徴する機体として、その後のモビルスーツ開発において重要な役割を果たしてきた。その独特なデザインや技術的な背景は、ロボットやモビルスーツのファンにとっては非常に興味深いものとなっているだろう。

MS-07B マ・クベ専用グフ

MS-07B マ・クベ専用グフは、オデッサ基地の司令官であるマ・クベ大佐のために特別にカスタマイズされた戦闘機体である。この機体は、オリジナルのMS-07B型と性能面では変わりはないが、そのデザインや装飾には特別な工夫が施されている。

特に目を引くのは、後のギャンを連想させるような頭頂部のアンテナである。このアンテナは、通常のグフには見られない特徴であり、マ・クベ大佐の個性や好みを反映したものと考えられる。また、機体全体には繊細なエングレービングが施されており、これによって一層豪華で特別感のある外観となっている。

しかし、この機体のカスタマイズは主にビジュアル面に集中しているため、実際の戦闘能力には影響を与えていないとされる。そのため、一部の専門家やファンの間では、このグフは実際の戦場での使用を想定したものではなく、むしろ式典やパレードなどの公式行事用に作られた可能性が高いとの見解がある。

実際、マ・クベ大佐がこのカスタムグフを使用して戦闘に参加したという記録は、現在のところ確認されていない。これは、彼がこの機体を特別な場面でのみ使用することを意図していたのか、あるいは単に実戦の機会がなかったのか、その真相は不明である。

総じて、MS-07B マ・クベカスタムグフは、その独特なデザインと装飾によって多くのファンから注目を浴びている機体であり、ガンダムシリーズの中でも一際異彩を放っている。

YMS-08A 高機動型試作機

ジオン軍によって、J型ザクの後継として陸戦用モビルスーツの新たな可能性を模索するために開発されたYMS-08Aは、その名の通り高機動を目指した試作機である。一部の情報源では、この機体がグフという別のモビルスーツと次世代の陸戦型の地位を争ったと伝えられている。また、別の説として、グフの進化版や新しいバージョンを目指して生まれた試験機とも言われている。

この機体の最大の特徴は、新型エンジンをランドセルや脚部に搭載している点にある。この新型エンジンの採用により、従来のモデルを大きく上回る高機動性を持つことを目指して設計された。しかし、実際の運用時にはエンジンの出力が予想よりも低く、期待された性能を十分に発揮することができなかったというのが実情である。

このYMS-08Aの技術やデータは、後にイフリートという新しいモビルスーツの開発に役立てられた。イフリートは、この試作機の経験を基に、さらに進化した形で登場することとなる。

このように、YMS-08A 高機動型試作機はジオン軍の技術の進化の過程で重要な役割を果たしていることがわかる。その歴史や背景を知ることで、モビルスーツの開発の深さや複雑さを感じることができる。

まとめ:グフの系譜とその影響力の深さ

以上、グフの多様な種類とその進化の歴史を通じて、ジオン軍の技術の進歩とモビルスーツの重要性を再認識できたのではないだろうか。

この「グフの系譜:完全ガイド」を手引きに、グフの深い世界をさらに探求してみてはいかがだろうか。

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