ムック本【僕たちの好きなガンダム】ガンダム・ゲーム徹底解析編

ガンダムゲームを総ざらい！

2003年10月29日に「宝島社」から発行された、『僕たちの好きなガンダムガンダム・ゲーム徹底解析編』。

143ページからなるこの本は、当時の最新作『めぐりあい宇宙』、『連邦VS.ジオンDX』、『機動戦士ガンダムSEED』、『逆襲のシャア』、『ギレンの野望』等を含めた歴代名作ゲーム全30タイトルを徹底紹介した一冊である。

また、究極のガンダム・ゲームとしてパソコン用ソフトの『UniversalCentury.net GUNDAM ONLINE』のレポート＆開発者インタビュー等が緊急特集として掲載されている。

本の内容としては、単にゲームの解説だけではなく、著者のMS・キャラクター等に対する思い入れやレビューも満載となっている。

定価は本体952円+税。

現在では中古市場で、送料を含めて300円～入手可能だ。

この二十数年間というもの、僕らは現実の時間と宇宙世紀を、ともに生きてきた。アムロに憧れ「ガンダムに乗りたい！」と夢想した幼き日々に始まり、今は中間管理職・ブライトの苦渋に共感し、ギレンの野望に「ありうべき普通の国・日本」を重ね、はたまたオスカとマーカーのクールなオペレーター魂に己の仕事を重ね合わせる――。それは架空の歴史でありながら、現実の時間に勝るとも劣らない密度と存在感を持って、僕らの人生に寄り添っていたのだ。そんな僕らが憧れの登場人物になりきり、はたまた歴史に参画して、もうひとつの宇宙世紀を編む方法がある。そう、次々にリリースされる「ガンダム・ゲーム」をプレイするのだ！　たかがゲームと侮るなかれ。最近のガンダム・ゲームはすごいことになっているのだ。 9月4日にリリースされる『機動戦士ガンダム』シリーズの最新作『めぐりあい宇宙』では、僕らはバリバリのエースパイロット。ザクだろうがムサイだろうが、「そこっ！」と叫んで一撃で轟沈だ。いまだかつて、これほどニュータイプの感性を忠実に再現したゲームは存在しなかった。 98年の第1作（セガサターン）から今年2月のPS2版アドオンまで、次々とリリースされる『ギレンの野望』シリーズでは、閣下に成り代わり一年戦争を戦うことができる。閣下が夢見ながら、TV版ではついに果たすことができなかった「ジオン統治下の地球」を我が手にすることも不可能じゃない。歴史に名を残すなら、このタイトルははずせない。はたまた、本年中のサービス・インに向けて開発が進む「UniversalCentury.net GUNDAM ONLINE」は、なりきり志向のエースパイロット候補生にも、架空戦記志向の歴史派にもお勧めの、究極のガンダム・ゲーム。モスク・ハンに憧れていた少数派にも、やっと出番が来たというものだ。コロニー・ライフの幸せをかみ締めたいものだ。 ……などなど、本誌は数あるガンダム・ゲームの中から、「今すぐプレイしたい」26タイトルを厳選、好評の「思い入れレビュー」とともに徹底紹介する究極のガイド・ブックだ。なりきり派から架空戦記派まで、遊びたいタイトルが必ず見つかるガンダムファン必携の一冊になっている。劇中のキャラクターとの絡みを楽しみたい向きには、どのキャラクターがどのタイトルでどんな活躍をしているのかが一目瞭然の「キャラクターコラム」「メカニックコラム」を。あの名シーンに、僕らも参加しない手はない。そのほか、ゲームにしか登場しない名演説の完全収録から、なりきりのためのお勧め設定まで、攻略本とは一味もふた味も違う仕上がりは、期待してもらっていい。観るだけの宇宙世紀も素敵なものだ。だが、本誌が紹介するのは、徹底的に「僕らが主役の宇宙世紀」である！
（別冊宝島編集部より引用）