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『機動戦士ガンダム』とその続編やスピンオフ作品は、宇宙を舞台にした戦争と人間ドラマを描き、多くの熱狂的なファンを魅了し続けている。
しかし、その重厚なストーリーの中にはキャラクターたちが放つ一風変わった、時には衝撃的な「迷言」も少なくない。
この記事では、ガンダム作品で放たれた記憶に残る”迷言と名言”、その背景に迫ろうと思う。
アムロ・レイの名言・迷言
初代ガンダムの主人公アムロ・レイと、彼の永遠のライバル、シャア・アズナブル。この二人の対立は、ガンダムシリーズの象徴とも言えるだろう。
特にアムロがシリーズ2作目の『機動戦士Zガンダム』で主人公カミーユ・ビダンに向かって放った「後ろにも目をつけるんだ!」というセリフは、当時多くのファンに衝撃を与えた。
このセリフは文字通りに受け取ってしまうと非現実的なことではあるが、アムロが言いたかったのは「周囲に気をつけろ!」ということだろう。
しかし、そのニュアンスが未熟なパイロットであるカミーユに完全に伝わったかどうかは疑問である。
ニュータイプの視点
アムロは一年戦争時からニュータイプとして覚醒しており、その感覚的な発言は彼自身にとっては当たり前のことなのかもしれない。
しかし、一般的なパイロットにとっては「全天周囲モニター」があるとはいえ、そのような感覚的な発言は到底理解しきれないであろう。
シャア・アズナブルの名言・迷言
シャアが言い放った名言で特に印象深いのが『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』での「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」というセリフである。
このセリフは話題を呼び、シャアが家族に対する複雑な感情を抱いていることを示している。
時代を先取りするシャア
2010年代に登場した「バブみ」「オギャる」といった新しい概念によって、シャアのこのセリフは新たな解釈を受けて再評価されている。
これらの概念を用いると、シャアがララァに対して母性を感じ、甘えたいと思っていた可能性が考えられる。
補足:「バブみ」「オギャる」とは?
「バブみ」と「オギャる」は日本のインターネット文化や若者文化で使われるスラングや俗語。
これらの言葉は、特定の文化やコミュニティ内で独自の意味やニュアンスを持っているので、その文脈に応じて解釈が変わる場合がある。
- バブみ
「バブみ」とは、「母性」や「母親らしさ」を感じさせる魅力や属性を指す言葉。
この言葉は主に若い人々やオタク文化の中で使われ、特定のキャラクター(アニメ、ゲーム、実在の人物など)が持つ母性的な要素を高く評価する際に用いられる。バブみがあるキャラクターは、優しさ、暖かみ、面倒見がよい、包容力があるなどの特性を持っているとされる。
- オギャる
「オギャる」とは、主に赤ちゃんが泣く音を模倣したオノマトペや、可愛らしさ、無邪気さを表現するための言葉。
この言葉も主にオタク文化や若者文化の中で使われる。たとえば、アニメやゲームのキャラクターが特に可愛らしい行動や反応を見せたときに、「オギャる」という表現が使われることがある。
最新作でも受継がれる迷言の伝統
今回は触れないが、最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』でも新たな迷言が誕生している。
これらのセリフは、ガンダム作品が持つ独自の魅力として、今後も多くのファンを楽しませるに違いないだろう。
アムロとシャアの迷言・名言:まとめ
ガンダムシリーズは、その深いストーリーと複雑なキャラクターによって多くの根強いファンを持っているが、その中に散りばめられた迷言もまた、この作品群が持つ独特の魅力の一つなのだ。
これから先に誕生するガンダム作品にも、一般人では到底理解できないような新たな迷言が生まれることであろうが、それがまた新たなファンや話題を生む事となるだろう。
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