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『機動戦士ガンダム』の一年戦争において、その先進的な技術と戦術で地球連合軍を震撼させたジオン軍のモビルアーマーに「エルメス」。
しかし、その「真の力」とは何だったのだろうか、そして、なぜその力を最大限に発揮することができなかったのか。
地球連合軍が手も足も出なかった戦術と攻撃。エルメス1機、そしてパイロットの「ララァ・スン」1人さえ落とされなければジオン軍は一年戦争で負けなかったのではないだろうか?
ここではジオン軍のモビルアーマー「エルメス」について深掘りしていこうと思う。
エルメスの革命的な技術
エルメスはジオン公国軍のフラナガン機関が開発したモビルアーマーで、その最大の特徴はサイコミュ機構を有することである。
このシステムはパイロットの「精神感応波」を利用してマシンを操作するもので、特に遠隔操作の無人攻撃兵器「ビット」の制御においてその真価を発揮する。
実際にビットを用いての多方向からの攻撃に連邦軍の艦艇は全く対応できず、容易に撃沈することができていたのだ。
ニュータイプ、ララァ・スンの存在
エルメスの操縦者であるララァ・スンは特異なニュータイプ能力を持つ少女で、「ソロモンの亡霊」としてその名を轟かせていた。
彼女の能力とエルメスの技術が組み合わさることで、その戦力はさらに増幅されていたのだ。
アムロ・レイとの運命の対決
しかし、エルメスの真の敵は、同じくニュータイプとして覚醒していた地球連合軍の「アムロ・レイ」だった。
ララァとアムロの戦いは精神的な共鳴や、シャア・アズナブルの介入によって非常に複雑化したものであった。
また、この戦闘はシャアとアムロの間の因縁の始まりともなった。
エルメスの敗因とその後の影響
エルメスの敗因は多岐にわたるが、アムロの戦術やシャアの介入、そしてララァ自身の選択が大きく影響している。
しかし、エルメスの技術は後のガンダム作品にも影響を与え、サイコミュ技術はさらに進化を遂げていくこととなった。
まとめ:ジオン軍はアムロ一人に負けたのか?
ジオン軍のモビルアーマー「エルメス」は、その革命的な技術とニュータイプの能力を組み合わせることで、地球連邦軍に大きな脅威をもたらした。
しかし、アムロの前にその真の力を発揮することは叶わず、悲劇的な結末を迎えることとなったのだ。
果たしてアムロ・レイがいなければ連邦軍はエルメスを撃墜することは出来ただろうか?
エルメスとララァが存命であったなら「ア・バオア・クー攻防戦」においてもジオン軍が負けることをイメージする事は難しいだろう。
よく、アムロの一年戦争での活躍は戦争の勝敗には左右されないという意見があるが、エルメスの有無の視点からみると、結果的にジオン軍はエルメスを撃墜したアムロ・レイ一人によって負けたと言ってもいいだろう。
エルメスの技術と戦術は後のガンダム作品にも影響を与え、サイコミュ技術の進化の一環として語り継がれているのだ。
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