”真紅の稲妻”専用 高機動型ザクⅡ
赤い彗星と間違われた”赤いザク”
ジョニー・ライデンはジオン公国軍のトップエースパイロット。突撃機動軍第2方面軍特務中隊の指揮官で、階級は少佐。
本機は型式「MS-06R-2」で、高機動型ザクⅡ「MS-06R-1A」の発展型である。
この機体が開発された経緯は、宇宙での主力MSがザク(ジオニック社)からリック・ドム(ツィマット社)へと移行していく事態に脅威を感じた「ジオニック社」が、ザクを半ば強引に改造したものである。
この頃、ジオニック社はゲルググの開発を行っていたが開発は難航しており、とりあえずリック・ドムの競争用として開発したのがMS-06R-2である。
R-1Aからの変更点
- 脚部装甲材の強化
- 軽量化、耐衝撃性の向上(各部装甲材の変更)
- 燃料搭載量の増大(18%向上)
- コクピット搭乗方式の変更
- メインクラスターの強化
また、ジェネレーターには開発中であったMS-11用のものを簡略化して搭載している。さらに武装にビーム兵器の搭載も検討されていた。そのため外観上はザクであるが、中身はもはやザクではなく新型機と言える。
MS-06R-2は全4機が生産され、そのうちの1機がジョニー・ライデン少佐の機体となった。しかし、実際にこの機体を使用した期間は非常に短期間であった。
パーソナルカラーが”赤”であるため、連邦軍からは「赤い彗星」と誤認されていた。
ランボルギーニがモチーフ
ジョニー・ライデン専用のMS-06R-2のカラーリングは、イタリアの自動車メーカーであるランボルギーニのイオタが元になっている。
「ランボルギーニ・イオタ」は1969年に1台だけ製造した実験車両である。
赤をベースにして各所に黒色が入っており、肩の黄色はホイールの金色をイメージしている。06R-2が最終的に4機生産されたのも、イオタの本物は4台存在する(6台との説もある)ところからきている。
プラモデル初登場
本機のプラモデルは、1983年から1985年にかけて発売されたMSVシリーズから全3種類が登場している。
パッケージのイラストデザインは1/60、1/144を石橋謙一氏、1/100を上田信氏が描いている。
- 1983年(昭和58年)12月発売:1/60スケール 2,500円
- 1984年(昭和59年)2月発売:1/144スケール 600円
- 1984年(昭和59年)9月発売:1/100スケール 1,200円
機体スペック
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武装
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