ドム・トロピカルテストタイプ
熱帯戦仕様のドム
ホバークラフト推進装置を備えて地上での機動力向上に成功したドム(MS-09)を、局地戦用に改修させたのが”ドム・トロピカルテストタイプ”(YMS-09D)である。
特に熱帯地域での運用を想定しており、ドムで一体化されたランドセルを再分離し、冷却装置を大容量化させるなどして、熱対策を図っている。
また、局地からの要望もあり、頭部のブレードアンテナには「近距離通信用アンテナ」を備え、通信能力も強化されている。
この機体は一から製造する必要が無く、着せ替えのようにドムを改造して製造することが可能である。
そのため、専用の”改修キット”をキャリフォルニア・ベースで生産し、それを現地で換装して各地に送るなどの運用法がとられている。
熱帯戦仕様となったドム・トロピカルテストタイプを運用した主な部隊は、北アフリカの”カラカル部隊”や中東のスカラベ部隊などがある。
特にカラカル部隊の”ロイ・グリンウッド少佐”が搭乗した機体「サンダーキャット」は有名である。
プラモデル情報
ドム・トロピカルテストタイプのプラモデルは1983年(昭和58年)10月にMSVシリーズから「MS-09局地戦闘型ドム」の名称で2種類が登場している。
1/144スケールが600円、1/100スケールが1,000円の価格で発売されている。パッケージのイラストは1/144スケールが増尾隆幸氏、1/100スケールを石橋謙一氏が描いている。
機体スペック
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武装
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