高機動型ザクⅡ
ゲルググの開発に生かされたザク
一年戦争開戦当初、圧倒的な機動力でジオン公国軍の快進撃を支えたモビルスーツが「MS-06ザクⅡ」である。
しかしその後、地球連邦軍もモビルスーツの開発に成功し、戦線に送り込まれるようになると戦況は一変することとなった。
特に、V作戦で知られるホワイトベース隊の「ガンダム」は、ザクⅡとは比べ物にならないほどの圧倒的な戦闘力を誇っていた。
その中でもザクⅡを一撃で撃破した戦艦並みの威力を誇った「ビーム・ライフル」の実用化は、ジオン公国軍のエースパイロットである「赤い彗星」のシャア・アズナブルを大いに動揺させた。
この結果を受けて、当然ながらジオン公国軍はガンダムに対抗できる新型の次世代主力機の開発に着手する。
そして開発されたのが、本機「高機動型ザクⅡ」(型式:MS-06R-3S)であった。
エースパイロット専用機であった「高機動型ザクⅡ」MS-06Rの系列機である。(「R2型」と呼ばれる機体がベースとなっている)
ガンダムに対抗して「ビーム・ライフル」も備えた。なお、ゲルググ(型式:MS-14)のビーム・ライフルとは形状は似ているが、高機動型ザクⅡのものは全体的に小型であった。
また、新型の高出力ジェネレーターを搭載し、機動性も向上している。
本機のテストパイロット(試験運用)には「トーマス・マイヤー軍曹」が選ばれ、実際に戦場で連邦軍と対峙して戦果を挙げている。
しかし本機は「機構試作用機体」であるため、量産化には至らなかったが、その運用データは後に開発されたゲルググの設計に活用されたようである。
そのため、本機は別名として「ゲルググ先行試作型」とも呼ばれる。
機体スペック
|
武装
|
今のあなたにオススメの記事
この記事が気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。