【アナベル・ガトー】ソロモンの悪夢の真実。一年戦争の活躍から,終戦後の行動を徹底解説!

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2019.06.09

ソロモンの悪夢 アナベル・ガトー


(出典 bandai-hobby.net)

アナベル・ガトー。U.C.0058年生まれで、ジオン公国軍ドズル・ザビ中将麾下の宇宙攻撃軍に所属したエースパイロット。一年戦争時の年齢は21歳で階級は大尉。

彼は「ソロモンの悪夢」と呼ばれているように、主に宇宙要塞ソロモンの宙域(ソロモン海)で活動した「302哨戒中隊」を指揮。

ソロモン周辺にある暗礁宙域(サイド1の残骸)から地球連邦軍に再三にわたって攻撃を行ったと言われている。

ここではアナベル・ガトーに関して、世間ではあまり知られていないOVA「機動戦士ガンダム 0083スターダストメモリー」以前の「一年戦争から終戦後」を徹底解説する。

ガトーはトップエースではなかった


(出典 www.gundam.info)

アナベル・ガトーは地球連邦軍から「ソロモンの悪夢」と呼ばれて恐れられ、士官学校の現代戦史の教科書に載るほどの人物である。

まるで”生ける伝説”のような扱いがされているが、ガトーは一年戦争でどれほどの撃墜スコアを記録したのだろうか?

ジオン公国軍の記録によると、ガトーが一年戦争で撃墜したのは「80機」ほどとなっている。この数字は凄い記録ではあるが、トップエースと呼ばれる程ではない。

だが、地球連邦軍の記録では80機を遥かに上回る撃墜数が記録されているらしい。この数字の差はジオンは撃墜数を厳密にカウントしているのに対して、連邦軍は多少適当なところがあるため。

連邦軍の記録には、ガトー以外のパイロットが撃墜した数も含んでしまっているのである。(誤認しているものもある)

これに加えて後述するソロモン海戦での活躍が、戦後に士官学校の教科書に載るほどの人物と見なされたのである。

ソロモン海戦での活躍


(出典 bandai-a.akamaihd.net) ガトー専用リック・ドム

連邦軍のソロモン攻略戦では、ドズル・ザビ中将がティアンム艦隊へ特攻後、全軍に撤退命令が下されている。

ソロモン残存艦隊は宇宙要塞ア・バオア・クーへの撤退を試みるも、連邦軍は残存艦隊の撤退を容認せず追撃を開始している。この時にドロス級大型輸送空母(ドロワ)撤退の殿(しんがり)を務めたのが、アナベル・ガトーである。

ガトーはこの時MS-09Rリック・ドムに搭乗し、追撃してきた連邦軍に多大な損害を与えたとされている。ソロモンを陥落させ、意気揚々と残存部隊を追ってきた連邦軍の追撃部隊は異名通りの『悪夢』を味わったのである。

ア・バオア・クー攻防戦に参加


(出典 bandai-hobby.net)

ガトーはその後、一年戦争最大の激戦となった「ア・バオア・クー攻防戦」にも参戦している。

この戦いでガトーが搭乗したMSは、パーソナルカラーである青と緑に塗られた「ゲルググ」であるが、この機体がMS-14AまたはYMS-14のどちらであったかは不明である。

リック・ドムから最新のゲルググに乗り換えたガトーの活躍は、ソロモン海戦を上回るほどだったとされる。しかし、ジムが放ったビームが機体の腕部に運悪く当たってしまい、偶然近くにいたグワジン級大型戦艦(グワデン)に着艦している。

この辺りの話はOVA「機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー」でも描かれているが、この艦にはエギーユ・デラーズが乗艦しており、ドムで再出撃しようとするガトーをデラーズが呼び止めている。

ここでガトーはソロモン海戦撤退で命をかけて守った母艦ドロワが沈んだことと、ギレン総帥の死がデラーズから伝えられたのである。

ガトーはデラーズとの会話の中で「生き恥を晒せと!?私は行きます!」と返しているように、ア・バオア・クーを死地と決めていたことが伺える。

なお、ガトーが再出撃しようとしたドムはカスタム機であり、ドム・トローペンを宇宙用に改修した機体とされるが、正式な型式は不明である。また、ガトーは許可なく無断借用を図っている。

一年戦争終戦後の行動

デラーズの説得により、陥落間際の宇宙要塞ア・バオア・クーを脱出したガトーは終戦後「カラマ・ポイント」という場所に行っている。

ジオン公国残党軍は終戦後にカラマ・ポイント(地球圏)に残った部隊と、アクシズに向かった部隊に分かれている。

このカラマ・ポイントに集結したのが、エギーユ・デラーズの艦隊であり、後に「デラーズ・フリート」となる。

エギーユ・デラーズを心酔


(出典 images-na.ssl-images-amazon.com)

デラーズ紛争時におけるガトーのデラーズへの心酔ぶりは有名であるが、一年戦争時ガトーの所属はドズル・ザビ中将麾下であり、ギレン・ザビ総帥麾下であるエギーユ・デラーズとはあまり接点はなかったとされる。

デラーズへの忠誠心は「ア・バオア・クー攻防戦」で命を救われて以降から生まれたものであろう。

月面都市・フォン・ブラウンに潜伏

終戦からおよそ2か月後のU.C.0080年3月、デラーズ・フリートは拠点とする「茨の園」の建設を開始するのだが、この完成には1年半ほどかかっている。

この1年半の間、ガトーを含むパイロットたち(ケリィ・レズナーもその一人)は月面都市のフォン・ブラウンやサイド6にそれぞれ潜伏することとなる。

そこでガトーはあの女性と出会う事になる。

ニナ・パープルトンと出会う


(出典 images-na.ssl-images-amazon.com)

1年半にも及ぶ月での暮らしの中で、ガトーはアナハイム・エレクトロニクス社の女性技術員ニナ・パープルトンと出会い、交際にまで発展している。

なお、この交際に関してはガトーがジオン残党ということもあり、公にはされておらず、ごく一部の人間にしか知らされていなかったと言われている。

後にニナと共にアルビオンに乗り込む、親友の「ポーラ・ギッシュ」は本人から聞かされていたようである。また同社の「ルセット・オデビー」は、ニナ本人から聞かされてはいないが2人の関係を知っていたことが作中で語られている。

ジオン残党側で知っていたのはソロモンで共に戦った親友であり、同じくフォン・ブラウンに潜伏していた「ケリィ・レズナー」ただ1人だと思われる。

デラーズ・フリートに合流

「茨の園」の建設開始から1年半後となるU.C.0081年8月以降にデラーズ・フリートはゲリラ活動を開始。なお、ガトーが茨の園のデラーズ・フリートに合流したのは9月17日である。

ガトーにとって待ちに待った時がついに訪れ、交際していたニナ・パープルトンに一言の別れも言わずに姿を消し、フォン・ブラウンを離れている。

作中でこの件に関してニナ本人から問われたガトーは「全てを忘れてほしかった。月の重力に身を委ね、時期が満ちるのをひたすら待っていたあの頃」と返している。

デラーズ・フリートに合流したガトーは少佐に昇進し、U.C.0083年に遂行される星の屑作戦で重要な任務を担い「機動戦士ガンダム 0083スターダストメモリー」で描かれる物語へと続いていくのである。

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