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ミライを愛した男:カムラン・ブルームとは?
『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するカムラン・ブルームは、一見すると端役に思えるかもしれない。しかし、彼の存在は多くのファンにとって印象深いものとなっている。
特に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』での再登場は、多くのファンを驚かせたことだろう。
この記事ではミライを愛し続けた優男「カムラン・ブルーム」を深掘りしていく。
初登場からの変遷
カムランの初登場はファーストガンダムと呼ばれるアニメ『機動戦士ガンダム』の第33話「コンスコン強襲」である。彼はホワイトベースに搭乗していた「ミライ・ヤシマ」の元婚約者であり、その後も短い出演時間ながらも存在感を放っていた。
彼はサイド6で査察官として働いており、ホワイトベースに乗船して武器の封印を行ったことでも知られている。
愛と責任の狭間で
カムランは非戦闘員でありながらも、ホワイトベースの操舵手となっていたミライに対する深い愛情を変わらずに持ち続けていた。その愛情は、彼がミライと再会した瞬間に明らかになった。
しかし、戦争の最中に愛する人を追いかけるわけにはいかない。それは現実的にも困難であり、ミライ自身もその点を理解していたであろう。
意外な強さ
カムランは、一見すると物静かで控えめな印象を与えているが、実は精神的に非常に強い人物であることが伺える。
スレッガー中尉によって突然の介入を受けた際、優男(やさおとこ)と罵られても彼は動じず、自分の信念を貫いている。
逆襲のシャアでの再登場
アムロとシャアの最後の戦いを描いた、劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で再登場を果たしたカムランは会計監査局の役職に付いており、シャアも同席したネオ・ジオンと地球連邦軍の重要な会議に参加している。
シャアの野望を察知したカムランは、ミライの夫でありロンド・ベルの艦長を務めていた「ブライト・ノア」に接触し、核弾頭15発を託すという重大な決断を下している。
また、ブライトとの会話の中でも、元婚約者であるミライ・ヤシマの身を案じる発言をしているところに彼の優しさと、一年戦争から14年の月日が経ってなお、ミライへの変わらぬ愛を感じるのである。
カムランのその後
カムランのその後については、マンガ『機動戦士ガンダムUC 虹に乗れなかった男』で詳しく描かれており、ブライトが特定の条件を受け入れた結果、カムランは無罪となっている。
カムラン・ブルームという男:まとめ
カムラン・ブルームは、『機動戦士ガンダム』シリーズにおいて、一見端役に見えるかもしれないが、その存在は非常に深く、多くのファンにとって忘れられないキャラクターとなっているだろう。
彼は愛と責任、そして自分自身の信念に基づいて行動する人物であり、その姿勢は多くの人々に感銘を与えているのだ。
このようなキャラクターが多くのファンに愛される理由は、彼が持つ普遍的な人間性と深い愛情にあると言える。
カムラン・ブルームは、ただの端役ではなく、『ガンダム』シリーズにおける重要な一翼を担っているのだ。
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