プロトタイプゴック
ジオン初の水陸両用機
一年戦争において、ジオン公国軍は「地球侵攻作戦」を開始した。地球侵攻に伴って必要となったのが水中でも運用が可能なモビルスーツ「水陸両用機」であった。
水陸両用機の開発が急務となったジオン軍は、「ツィマット社」に開発を依頼。ツィマット社は「MS-09ドム」を開発したことで定評のある企業であった。
そうした経緯で開発されたのが、本機「プロトタイプゴック(型式:MSM-03-1)」である。
後に正式採用となる「ゴック(型式:MSM-03)」とは腕部の形状が異なっている。
腕部の形状が変更された理由は、プロトタイプゴックの開発試験がスペースコロニーで行われていたことが要因であった。
実際に運用する地球の「キャリフォルニア・ベース」で試験を行ったところ、通常のモビルスーツと同じ構造の腕部では、長距離での航行の際に抵抗の増大が原因で支障がでることが判明したのだ。
そのため、正式採用されたゴックでは腕部の構造が変更され「伸縮機構」を備えた「多重関節式」の腕部となった。
これに伴い、両腕部に装着するために開発された外付けタイプの「魚雷ポッド」の採用が中止となり、正式採用機では内臓式のものに変更された。
また、正式採用となったゴックの話ではあるが、連邦軍のガンダムが備えた「ビーム・ライフル」に対抗するため、開発が急務となっていた「ビーム兵器」が実用化されたのもゴックであった。
それらの点からみて、ゴックという機体はジオン軍にとって初となる「水陸両用機・ビーム兵器搭載」を実現した記念すべきモビルスーツなのである。
機体スペック
|
武装
|
今のあなたにオススメの記事

この記事が気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。