目次
ガンダムシリーズの中でも特に人気の高い「ガンダム」タイプのモビルスーツ。
しかし、その中にはガンダムに似ているけれども、実際にはガンダムではない機体も存在する。
その一例が『機動戦士ガンダムUC』に登場する「シルヴァ・バレト」である。
この機体はネオ・ジオン軍の「ドーベン・ウルフ」をベースに改造されており、その外見や戦闘能力からガンダムに非常に近い存在だが正式にはガンダムとは認められていない。
今回はシルヴァ・バレトの詳細の他、ガンダムと名が付いているが実はガンダムではない機体について詳しく解説する。
■ポイント!
- シルヴァ・バレトの基本情報と特徴
- シルヴァ・バレトがガンダムに似ている理由
- シルヴァ・バレトの劇中での活躍と重要なシーン
- 実はガンダムではない機体たち
似ているけどガンダムじゃないシルヴァ・バレト
- シルヴァ・バレトとは何か?
- シルヴァ・バレトの特徴と活躍
- ドーベン・ウルフとの関係
シルヴァ・バレトとは何か?
シルヴァ・バレトはアニメ『機動戦士ガンダムUC』に登場するモビルスーツである。この機体はネオ・ジオン軍の機体「ドーベン・ウルフ」をベースに改造されており、そのデザインはガンダムに似ているが、正式にはガンダムではない。
劇中では主人公バナージ・リンクスが危機に陥った際に救援に駆けつける場面が特に印象的である。このように、シルヴァ・バレトはガンダムに近い外観を持ちながらも、その由来や背景は異なる点が特徴的である。
シルヴァ・バレトの特徴と活躍
シルヴァ・バレトの主な特徴はガンダムに似たフェイスマスクと強力な戦闘能力である。劇中では巨大モビルアーマー「ネオ・ジオング」との戦闘で大いに活躍した。
このシーンではバナージ・リンクスがユニコーンガンダムに乗り込むまでの時間を稼ぐため、シルヴァ・バレトが一機で果敢に立ち向かう姿が描かれている。このように、シルヴァ・バレトはその勇敢さと性能で視聴者に強い印象を残した。
デメリットとしては、ガンダムではないためファンからの認知度や人気が低い点が挙げられる。
ドーベン・ウルフとの関係
シルヴァ・バレトはもともと『機動戦士ガンダムZZ』に登場したネオ・ジオン軍の重モビルスーツ「ドーベン・ウルフ」を改造した機体である。
ドーベン・ウルフ自体が「ガンダムMk-V」をベースにしているため、シルヴァ・バレトのデザインにはガンダムに似た要素が多く含まれている。この改造によってシルヴァ・バレトは、よりガンダムに近い外見を持つことになった。
しかし、前述の通りガンダムとしての正式な認定は受けていない。これにより、ガンダムのファンからは「ガンダムに似ているがガンダムではない」という混乱を招くこともある。
ガンダムの名が付くが、中身は違うモビルスーツ
- 水中型ガンダムの詳細
- ガンダムヘッドの概要
水中型ガンダムの詳細
水中型ガンダムは水陸両用試作型モビルスーツである。その名の通り、水中での運用を主目的として設計された機体だ。宇宙世紀においては地上戦だけでなく、海や川などの水中での戦闘も重要視されるようになったため水中戦に特化した機体が必要とされたからだ。
水中型ガンダムは水色を基調としたカラーリングが特徴で、頭部にはガンダムの象徴であるV字型のマルチブレードアンテナを備えている。しかし、これは見た目だけの特徴であり、機体内部の性能はまた別の話である。
さらに、この機体は『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』などの作品にも登場しているが、正式なガンダムシリーズの中での認知度はそこまで高くない。
この機体のデメリットとしては水中専用の設計ゆえに陸上や宇宙での汎用性が低い点が挙げられる。水中での機動力は高いが、地上戦では他の汎用型モビルスーツに比べて劣る可能性がある。
アクア・ジムからの改造経緯
水中型ガンダムはアクア・ジムをベースに改造された機体である。アクア・ジムは、連邦軍の主力機であるジムの水中戦仕様として開発されたモビルスーツだ。
連邦軍は水中戦用のモビルスーツを必要としていたが、新たな機体を一から開発するよりも既存のジムを改造する方がコスト面で有利だったからだ。その結果、アクア・ジムが生まれた。
アクア・ジムは頭部のデザインがシンプルで機能的だったが、エースパイロット用にチューンナップする過程で頭部パーツを再設計し、結果的にガンダムに似たデザインとなった。このため「水中型ガンダム」と名付けられた。
この改造経緯からもわかるように、水中型ガンダムの基本性能はアクア・ジムに基づいているが外見はガンダムに近い。
しかし、この改造により見た目はガンダムに似ているが、実際の性能や運用目的はアクア・ジムとほぼ同じであるため「ガンダム」としての独自性は薄いというデメリットもある。
ガンダイバーとしての別名
水中型ガンダムは「ガンダイバー」という別名でも知られている。この名前は、機体の特性を端的に表現したものである。
水中型ガンダムはその外見や性能からガンダムシリーズの一部として認識されることが多いが、実際にはその特化した用途から別名で呼ばれることもあるためだ。
水中型ガンダムはその水中戦能力から「ガンダイバー」という名称が与えられた。この名称は水中での高い機動力や特殊装備を持つことから、ダイバー(潜水者)を連想させるためである。
また、一部のファンや作品内でもこの名称が使われており、水中戦におけるその特異なポジションを強調している。
この別名を持つことで水中型ガンダムは他のガンダムタイプのモビルスーツと区別されるが、それが却ってマイナーな存在として認識される原因ともなっている。
水中での性能は優れているが一般的なガンダムとは異なるため、その知名度や人気が限定的である点もデメリットと言える。
ガンダムヘッドの概要
ガンダムヘッドとはアニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場するモビルスーツである。その名の通り、頭部がガンダムタイプのデザインとなっている。
しかし、この機体はガンダムそのものではなく、外見と内部構造にギャップがある。
つまり、見た目はガンダムだが中身は異なる機体である。特に、このガンダムヘッドは「RGM」系列の型式番号を持ち、ガンダムの頭部を持つジムという点が特徴的だ。
ジムからの改造とその目的
ガンダムヘッドはジムから改造されたモビルスーツである。その目的は、戦場において敵に対する心理的な効果を高めるためだ。具体的には、ジオン軍にとって「ガンダム」は恐怖の象徴であり、その姿を目にするだけで戦意を喪失する兵士が多かった。
このため、連邦軍はジムにガンダムの頭部を取り付けることで、見た目だけでもガンダムのように見せかけ、敵を威嚇する効果を狙った。この改造によって実際の戦闘能力が向上するわけではないが、心理戦において有利になることが期待された。
ガンダムヘッドの進化とRXナンバーの取得
ガンダムヘッドはア・バオア・クー攻防戦後にさらなる改修を受けた。この改修によって「陸戦型ガンダムS型」として新たな姿に進化した。
この際に、型式番号も「RX」ナンバーへ変更された。これにより、名実ともに「ガンダム」として認められることとなった。
この進化は単なる外見だけの改造から、内部構造や性能面でもガンダムとしての要素を取り入れた結果である。このようにして、ガンダムヘッドはジムからガンダムへの大出世を果たしたと言える。
まとめ:実はガンダムではないモビルスーツたち
以下にポイントをまとめる。
- シルヴァ・バレトは『機動戦士ガンダムUC』に登場する
- ネオ・ジオン軍の「ドーベン・ウルフ」をベースに改造されている
- デザインはガンダムに似ているが正式にはガンダムではない
- 劇中で主人公バナージ・リンクスの救援に駆けつけるシーンが印象的
- ガンダムに近い外観を持つが由来や背景は異なる
- 強力な戦闘能力とガンダムに似たフェイスマスクが特徴
- 巨大モビルアーマー「ネオ・ジオング」との戦闘で活躍した
- 見た目はガンダムだがファンからの認知度や人気は低い
- 元は『機動戦士ガンダムZZ』に登場した「ドーベン・ウルフ」
- ガンダムMk-Vをベースにしているためガンダムに似ている要素が多い
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